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SEO対策を実行する前に知るべき「独自ドメイン」の優位性

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WordPressの画面の写真

事業やアフィリエイトで、これからオウンドメディアやブログでSEO対策を考えている方は「ドメイン」をどうしようか?と考えているはずです。SEOにおいて、ドメインはものすごく大きな要素です。

もし、「独自ドメイン」か?「アメブロやFC2のようなブログサービス」か?悩んでいるのでしたら絶対に「独自ドメイン」を使うべきです。なぜなら、アメブロやFC2などのブログサービスでは、SEOが上がりにくく、SEOに重要な独自のデザインやテンプレートを使えないデメリットがあるからです。

また、すでに公式サイトがある場合であれば、サブドメインでSEO対策を開始するのも良いでしょう。公式サイトがある程度のドメインの歴史があるのなら、公式ドメインとのサブドメインの親和性から、SEOも上がりやすい傾向があり、またサブドメインは別サービスなどの切り口で準備しやすいドメインだからです。

本日はSEOで多くの成果を上げている筆者が、独自ドメインについて詳しく解説いたします。

※もし、ドメインのことがよくわからないというIT初心者の方は、下記の記事が非常にまとまっているので、先にこちらを見てください。それから、このSEOに関しての独自ドメインの解説を読んだ方が理解が深まります。

参考記事:独自ドメイン?サブドメイン?ドメインについて理解しよう!(株式会社アーティス)

「独自ドメイン」でSEOで集客できている3つの事例

まず、独自ドメインの「個人」のブログでどこまでSEO対策が可能なのか?具体的事例を紹介いたします。いずれも筆者所有の個人ブログで、しかも記事数が少ないのにSEOに成功しており、これから独自ドメインを利用しようとする人には、励みになる事例でしょう。

独自ドメイン事例①「たった8記事でSEO3位に!」

◆「ベルリッツキッズ 評判」で3位

上記ブログ記事:元業界人が語る!子供のための「ベルリッツキッズ」の評判と考察

筆者が所有するアフィリエイトやSEO研究用のブログ記事です。片手間で更新しているブログのため、更新がほとんどないブログですが、独自ドメイン取得とWordPressの設置、そして、質の高い記事制作によりたった8記事でもSEO上位を取得することができた事例です。

もし、同じ内容の記事でも、アメブロやFC2などのブログサービスでは、このような結果は出せなかったでしょう。

独自ドメイン事例②シュノーケリング分野の上位を独占の趣味ブログ!これも独自ドメイン

下記の赤い枠をご覧ください。独自ドメインで取得したSEOの結果です。

◆あらゆるシュノーケリングの海岸でSEOを独占

上記ブログ:東京シュノーケリングブログ

これは、筆者の趣味のブログですが、独自ドメインで運営5年目、50記事程度のブログになりますが、あらゆる海岸とシュノーケリングの掛け合わせキーワードでSEO1位を独占しております。夏には月間16万PVになります。

趣味のブログであっても、独自ドメインであれば、SEOで結果を出すことは可能なのです。

独自ドメイン事例③士業の独自ドメインも五か月でSEO1位を取得

下記は、筆者が知り合いのために準備中の「士業」のための独自ドメインです。大きいキーワードではないですが、士業をやられている方には興味のある「飲食店 税金対策」というキーワードで1位のブログです。

◆飲食店 税金対策をたった5ヵ月で1位に

上記URL:飲食店が行うべき【10の税金対策!】税金を抑えて賢く事業を運営する!

このブログもたった20記事しかありません。月間アクセス数は多くはありませんが、半年以上放置しているブログで月間2000PVあり、一人の士業の方が独立して主客するには、最初は十分なアクセス数です。

このように、ブログでSEO対策を行う場合は、独自ドメインを勧めます。間違っても「アメブロ」や「FC2」などのブログサービスを使ってはいけません。アクセス数が集まらないからです。ドメインと言っても、いろんな種類があるので、下記に解説いたします。

「独自ドメイン」や「サブドメイン」など、SEOに関してのドメインの種類を把握しよう!

まず、独自ドメインか、ほかのドメインかを検討していると思います。SEOの観点から、ドメインについてどんな種類があり、それぞれがSEOに良いか?悪いかを把握することが良いでしょう。

SEOを検討する上で、ドメインは以下の3つがあります。

①独自ドメイン
②サブドメイン
③ブログサービス配下のドメイン

では、それぞれを解説いたします。

◆独自ドメイン、サブドメイン、ブログサービス(アメブロ等)の比較表

①独自ドメインには「新規ドメイン」と「中古ドメイン」の二つの選択肢が!

まず、独自ドメインとは、独自のドメインのことで、お名前ドットコムなどドメイン取得サービスを使って取得することができます。弊社のこの記事のドメインのforUSERSも独自ドメインです。

https://www.forusers.net/

しかし、実は独自ドメインは、新規に取得する方法以外にも、中古で販売されている「中古ドメイン」と呼ばれるものを買うこともできます。この中古ドメインは、アフィリエイトによく利用されます。なぜなら、中古ドメインはSEOに大きな効果を及ぼすことがあるからです。

その原理は以下のようなものです。

◆中古ドメインが生まれて、販売されるまで

①企業や個人がなんらかの理由でドメインの更新契約をやめる(ドメイン放棄)
②放棄されたドメインからは、サイトは無くなり、中古ドメインとなる
③中古ドメインは業者がドメインの歴史や貼られているリンクを調査
④業者がSEOに効果がありそうなドメインを販売
⑤アフィリエイターや企業が、ドメインを購入し、そのドメインでサイトやブログを構築

中古ドメインがSEOに効くとされる理由は、過去に張られた「リンク」

中古ドメインは、数千円から数万円で取引されるのが一般的ですが、10万円を超えるドメインもあり、中には「元金融機関の協会のドメイン」などが稀に販売されることもあり、このようなオーソリティーが高いとされるドメインは500~1000万円で取引されます。

なぜなら、過去に「サイト」や「ドメイン」を運営した歴史があるため、多くのリンクが張られているのです。ドメインが放棄されても、リンクがそのまま残っていることが多く、SEOには「被リンク」は抜群に効くために、購入した中古ドメインが、新規サイトとの相性が良ければ、いきなりSEO順位をあげることも可能です。

SEOに被リンクが効く理由

「ドメインのパワーが強い!」という言い回しが、WEB業界ではよく関係者で会話されますが、ドメインのパワーとはなんでしょうか?それは、Googleのロボットが自分のサイトに何回やってくるのか?という点なのです。端的に言えば、Googleのロボットが来る回数が多ければ多いほど、ドメインのパワーが強い!ということになるのです。

下記をご覧ください。下記は「Google Search Console」の機能の一つ「統計情報」です。この情報で、Googleのクローラー(ロボット)がどれくらい自社のサイトにきているのかがわかります。

◆Googleの統計情報

上記は、筆者個人のブログですが、平均で1日あたり356回クローラーがサイトに訪れていることがわかります、この平均が100以上だと、ある程度のSEOのパワーがあるという状態といっても差し支えなく、企業であれば300以上を目指すべきです。

Googleサーチコンソールを利用すれば、だれでも自社のサイトやブログにGoogleのロボットがどれくらいやってきたか、わかります。

では、Googleのロボットがどうすれば、自社のサイトにたくさん来てくれるようになるのでしょうか?Googleのロボットは「リンク」を辿って、自社のサイトにやってきてくれます。

ですから、リンクが多かったり、Yhaooニュースのようなアクセス数の多いサイトからリンクを張られると、Googleのロボットもたくさんやってくるようになるのです。

そして、中古ドメインは、サイトやブログが無くなっても、リンクが生きているケースが多く、中古ドメインを購入して、そのドメインにサイトを設置すると、元々貼られていた、リンクからGoogleのロボットがやってきて、SEOも上がりやすい状況となるのです。

中古ドメインはやめておいた方が無難

では、独自ドメインは中古ドメインで始めるべきなのでしょうか?筆者は中古ドメインの購入はやめておいた方が良いと考えます。

◆中古ドメインをやめておいた方がよい理由

✔Googleからペナルティを受ける可能性あり
✔そもそもGoogleからペナルティを受けていたサイトの可能性あり
✔Googleのアルゴリズムは常に変わっており中古ドメインが不利になることもある

中古ドメインを使って、Googleからペナルティを受けたり、マイナス評価を受ける可能性が高くあります。なぜならGoogleは、検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいて、Googleをハッキングするような手法を嫌います。そしてそのようなサイトは、二度と検索結果上位にならないようなペナルティを受けることが往々にしてあるのです。

そして、中古ドメインを好むのは「アフィリエイター」です。なぜなら彼らはサイトに対して愛着や愛情というものが無く、一時的にでも検索結果上位にきて、儲けられればよいという考え方であり、そうではなく、恒久的にサイトを運営したり、SEO施策を行う方には、中古ドメインは向いていないのです。

②「サブドメイン」もSEOに効果はある!公式サイトをすでに持っている方が使おう!

もし、あながた企業の担当者で、公式サイトで展開している別のサービスのサイトを作る場合は、サブドメインを使うと良いでしょう。まずは下記のインターファクトリー社のURLを見てください。

◆ECプラットフォーム事業「株式会社インターファクトリー」の場合

・公式サイトのドメイン
https://www.interfactory.co.jp/

・採用サイトのドメイン
https://recruit.interfactory.co.jp/

このように、提供するサービスや目的毎に、ドメインを分けているのです。このようにサブドメインを使うのは、企業では一般的です。

ですから、もしあなたが企業の担当者で、新規にサービスを立ち上げるのであれば、サブドメインが有効です。Googleは公式には認めておりませんが、公式サイトのサブドメインであれば、リンクで公式サイトとの関連性わかりやすいために、Googleに認識されやすいためSEOにおいて比較的早く効果を出すことできるからです。

しかし、下記のような場合のサブドメインは、同じサブドメインでも、SEOが有利とはいえません。

BASEやSTORE’S.jpのようなネットショップなどの「サービスのサブドメイン」は特にSEOが強いということはない!

例えば、クラウドのネットショップ構築で有名な「BASE」や「STORE’S」の無料プランの場合は、ドメインを独自ドメインのように自由にすることはできなくなり、下記のように赤い部分のみを自由に設定して、ドメインを設定します。

◆BASEの無料プランのドメイン

https://〇〇〇〇.theshop.jp

◆STORES.jpの無料プランのサブドメイン

https://〇〇〇〇.stores.jp/

つまり、BASEとSTORE’Sのサブドメインを利用して、ネットショップをオープンするという形になります。

このドメイン方式はSEOの観点では、BASE社やSTORE’S社の公式サイトから被リンクが特別にあるわけではないので、それらのサイトとの関連性をGoogleは認識しまのででSEOに有利ということはありません。

BASEもSTORE’Sも、アプリやニュース機能を使うことで、ブログ形式の記事を作成することができますので、SEOの強さはそのコンテンツ次第(質と量)となるでしょう。

ただし、BASEもSTORE’Sも、ネットショップなどの事業を始める前に注意してほしい点は、売上が上がって、ECシステムを乗り換える時に「ドメインの引越し」ができないため、SEO施策はゼロからやり直しになる点です。

もし、将来、ネットショップを大きくする意志を持つのなら、BASEやSTORE’Sは費用が安くていいのですが、ドメインの引越しが可能なEC-ASPサービスを選択すべきでしょう。ASPによっては引越しができないケースが多々あるので、事前に問い合わせて聞いてみましょう。

③ブログサービス(アメブロ、FC2等)でSEO対策は困難!理由は3つ

アメブロなどのブログサービスは、有名ですし、誰でも気軽にブログを始めることができる非常に便利なサービスです。そして芸能人がよく利用しております。

◆アメブロ(市川海老蔵さん)

https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/

しかし、このようなブログサービスは、SEOには非常に不利です。その理由は以下の3つです。

SEO対策が困難な理由①Google内でのSEOの競争以外に、アメブロ内で1位にならないといけない!

アメブロの例で説明しましょう。例えば、英語学習のブログをアメブロで立ち上げ、SEOキーワード「日常英会話」で一位になりたいと考えたとしましょう。

しかし、アメブロのユーザー数は6,500万人であり、その中には多くのユーザーがすでに「英語学習」について取り上げております。

Googleは、例外はありますが、1つのキーワードの検索結果には、1ドメイン1つまでしか、Googleは検索結果に表示しません。つまり、アメブロは全てのユーザーが同じドメインを利用しており、すでに「日常英会話」については多くの方が書いているという状況なのです。

Googleから見れば「アメブロの日常英会話はどれを検索結果に掲載すればいいのか?」とGoogleでも迷いやすいプラットフォームなのです。これは、SEOの鉄則の一つで、1つのドメイン内に同じキーワードを狙った記事を書かないという法則にも当てはまります。

独自ドメインであれば、Googleで検索結果にでるか、でなかの1回の戦いで済みますが、アメブロのようなブログサービスでは、まずアメブロでナンバー1になる必要があるため、アメブロ内での戦いを含め2回戦わなくてならないのです。これだけでSEOに不利な状況と言えます。

noteはSEOに強いが、注意が必要

では、最近SEOにも強いと呼ばれる、noteの場合はいかがでしょうか?

◆note公式サイト

https://note.com/

プラットフォームがSEOに最適化しているためと、SNSで拡散しやすいプラットフォームのため、SEOが有利ではあります。また、noteユーザーが比較的濃い記事を書いている方が多いのも、SEOが強いと言えるプラットフォームの強みでしょう。

しかし、先ほどもアメブロで解説したとおり、noteの他ユーザーが同じキーワードを狙っている場合は、そのnoteの記事に勝つ必要があります。

◆noteでSEO記事を書く場合の注意

✔note内で同じキーワードを狙っているユーザーがいないか?確認
✔SEO上位になった場合、カスタマイズやデザインに制限がある
✔ネイバーまとめのようにサービスが将来終了する可能性

noteでSEOを行う場合は、このような点に気を付けましょう。また、当然ですが、noteのドメインでSEOに1位になっても、自社サイトのSEOが強くなるわけではありません。

noteをSEOの観点からみた場合は、ドメインが強いため、特定のSEOキーワードで短期的に結果を出したいケースや、公式サイトですでにSEO対策済みのキーワードに追加で、別ドメインでSEOを対策したい場合にお勧めのドメインです。

ただし、SEOの観点のみの話ですが、過去にネイバーまとめが、公式サイト以外の別ドメインでSEO対策を行う企業が多かったのですが、Googleはキュレーションメディアに厳しくなり、ついにはサービス停止になりました。

参考記事:「NAVERまとめ」が突然の終了宣言、情報をまとめることの重要性はこれからも?元“職人”&夏野剛氏に聞く

noteも今は、流行りのメディアですが、今後はわかりません。やはりSEOの基本は自社の独自ドメインだと筆者は考えます。

SEO対策が困難な理由②アメブロのようなブログサービスは、SEOよりも内部ユーザーの循環を重視している

アメブロのプラットフォームは、SEOでユーザーを集客しなくても、すでに多くのアクティブユーザーがいるために、それらのユーザーをいろんなサイトに回遊させることを重視したプラットフォームなのです。また、アメブロ等のブログサービスは広告が非常に多く、記事を読むのに悪くなりユーザービリティは悪いです。

昨今のSEOはユーザービリティも大切な要素です。独自ドメインであればWordPressをインストールするなど、ユーザービリティをある程度自由に作れますが、ブログサービスはプラットフォームに依存します。

このようなプラットフォームがSEO向きではないという点もブログサービスのデメリットなのです。

SEO対策が困難な理由③もし、SEO上位になってもカスタマイズが困難

仮にアメブロのようなサービスで、SEOが上位になっても

・アフィリエイト禁止
・Google広告禁止
・ツール導入禁止

など、ブログサービスにはルールがあります。アクセス数が増えたら、CVを増やしたりするなどカスタマイズや、ツールを導入したくても、困難となります。

これからSEOを開始する方は「独自ドメイン」でやるのが良い

ここまで、SEOの観点からのドメインの種類とそれぞれの特徴を解説しました。これからSEO対策やオウンドメディアでの集客を行うなら、独自ドメインで行うべきです。

独自ドメインの取得方法などは、筆者の専門外なので、ここでは解説しませんが、企業であれば、IT部門に依頼し、個人であれば、レンタルサーバーやドメイン屋のホームページを見て、取得してみましょう。

また、ドメイン取得後は、オウンドメディアであれば、SEOに強いブログシステムはWordPressです。WordPressについて、知らないという方は、詳しくは下記の記事をご覧ください。これからSEO対策する方は必見です。

参考記事:担当者が知るべきWordPressのSEO事例とメリット

 

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