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メタキーワードの設定はSEOの効果はゼロでも設定は必須!

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ホームページ管理者や、ブログを運営している人であれば、SEOを意識したり多くのキーワードで、自分のブログをヒットさせたいと考えるのではないでしょうか?そのためにメタキーワードに多くのキーワードを詰め込む管理者もいますが、実はメタキーワードの入力事態にSEOの効果は全くありません。

なぜなら、Googleの関係者も過去に「意味はない」と発言しており、また現在のSEOにおいては、メタキーワードにキーワードを設定を強く意識する業者やコンサルタントを見たことがありません。

とはいえ、設定が不要なわけではありません。なぜならブログやオウンドメディアを運営している人であれば、数百ページのオウンドメディアを管理しており、そうなると、後で

「この記事はどのSEOキーワードのために書いたのか?」
「あれ、最近書いた記事と2年前の記事の内容が似てないか?」

といった、記事やSEOキーワードを管理上の問題に直面します。

しかし、SEOキーワードがメタキーワードに設定してあれば、記事やSEOを管理しやすくなるメリットがあるのです。そのため、SEOの効果がなくとも設定しておくべきなのです。本日は、forUSERS株式会社の筆者が、メタタグのキーワードの設定方法について詳しく解説いたします。

正しいメタキーワードの設定方法は1記事(1ページ)に1キーワード!

正しいメタキーワードの設定方法は下記の通りシンプルなものです。

◆「渋谷の美容室」のホームページのSEOメタキーワードの入力例

渋谷 美容室

HTMLで書く時の表記の仕方

<meta name="keywords" content="渋谷 美容室">

◆「FXの始め方」のブログ記事のSEOメタキーワードの入力例

FX 始め方

HTMLで書く時の表記の仕方

<meta name="keywords" content="FX 始め方">

◆「タブレット学習」のブログ記事のSEOメタキーワードの入力例

タブレット学習

HTMLで書く時の表記の仕方

<meta name="keywords" content="タブレット学習">

このように、SEOキーワードは1記事(1ページ)に1つが基本です。読者の中には

担当者「複数のキーワードでSEOを狙って、成功したことあるよ!だから複数のキーワードでSEO上位を狙うのは当然だよ!」

と思われるかもしれません。現に私も下記のように、1つの記事で複数のキーワードでSEOの上位を取得できていることは多々あります。

◆狙っているキーワードは「EC化率」の記事

【2019年版】国内EC市場のEC化率|BtoCとBtoBをプロが徹底解説

キーワード「EC化率」で1位
キーワード「EC市場」で2位
キーワード「EC市場規模」で1位

このように複数のキーワードでSEOで上位を独占しております。このような例は私だけでなく、世界中の多くのSEO上位のコンテンツが1記事(1ページ)で、複数のキーワードでSEO上位を取得しております。

このような事実がありながら、メタキーワードの設定を1記事1キーワードにすべきなのはなぜでしょうか?それは、SEOの複数キーワードでの上位取得というのは、狙って行うものではなく、結果論なのです。最初から複数のキーワードを狙っていると、かえってSEO上位に辿りつかなくなるものなのです。

図式化すると下記のようなコンテンツの考え方でキーワード設定を行うべきであり、複数のキーワードを最初から狙っているコンテンツというのはシャープ(尖って)ではないために、ユーザーの支持を得られないのです。

◆コンテンツはシャープに作ってこそ、ユーザーに支持される

なぜなら、1つのキーワードのために書いた記事というのは記事として内容が明確な可能性が高く、目的が一つなので内容がシャープになります。それにたいして「あれも、これも」と複数のSEOキーワードを狙った文章やコンテンツというのは、何を言いたいのかわかりづらくなるのです。

こういった理由からも、SEOキーワードは1記事1キーワードが原則となります。

複数のキーワードをメタキーワードに入力する場合は、カンマで区切ろう

しかし、大量のコンテンツをすでに抱えるメディアオーナーや、これから引継ぎで企業のオウンドメディア担当者になる場合などは「複数のメタキーワードを設定する必要が社内事情がある」場合は、せめて2~3個程度のSEOキーワードに抑えておきましょう。

その場合は、下記のように「カンマ」でキーワードを区切って入力します。

◆2~3個のSEOキーワードをメタキーワードに入力する例

ここでは3つのキーワードをセットします

「タブレット学習」
「タブレット学習 おススメ」
「タブレット学習 ランキング」

以下のようになります。

タブレット学習,タブレット学習 おススメ,タブレット学習 ランキング

HTMLで書く時の表記の仕方

<meta name="keywords" content="タブレット学習,タブレット学習 おススメ,タブレット学習 ランキング">

✔カンマは半角
✔SEOキーワードが「2語」の場合は半角スペースで開けること

このルールに従う理由は、WEBのお作法なので、複数キーワードを設定する場合はこのキーワードを設定してください。

メタキーワードはGoogleではSEOに効果が無いから入力する意味がないという意見は間違ってはいない

「メタキーワードは意味がない!」
「Googleがメタキーワードの検索順位の評価に入れないと表明した!」

という意見は間違いではなく本当です。もともとメタキーワードは検索エンジンに対して

サイト制作者「この記事(ページ)は、こういう内容のことを書いてますよ!」

知らせるための機能を持っていたのですが、多くの検索結果に引っ掛かりたいというサイト運営者の意向から、メタキーワードにキーワードを大量に詰め込む手法が流行りました。そのため検索エンジンにとっては、判断がつかなくなり、Googleではメタキーワードを検索順位の評価として判定しないと関係者が声明を出しました。

しかし、未だに、その事情を知らずにSEOメタキーワードにキーワードを大量に含める方が多くいます。

よくあるSEOメタキーワードの間違い!キーワードを大量に詰め込むこと

例えば、渋谷の美容室の経営者が自社のホームページのアクセス数を増やしたいがために

◆「渋谷の美容室」のSEOメタキーワードの悪い例

渋谷 美容,渋谷 エステ,渋谷 パーマ,渋谷 カラー,渋谷 メンズカラー,渋谷 キッズ美容,渋谷 理容室,渋谷 サロン

このように大量に、検索して欲しいキーワードをメタキーワードに設定している事業者が非常に多いのですが、これは間違いです。

◆大量のテキストを入れるのは良くない理由

✔そもそもメタキーワードに多くのキーワードを入れても検索でヒットしません
SEO対策キーワードは1ページ1キーワードが原則
✔もしかしたらGoogleからペナルティを受ける可能性もある

これらの理由から、メタキーワードを大量にいれるのは良いことはなく、リスクの方が大きくなるのです。

「メタキーワード」と「タグ」を勘違いしている人がいますが、別物です!

SEOのコンサルをしていると「メタキーワード」の入力と「タグ」を勘違いしている方が多くいるので解説します。

◆メタキーワードの役割

検索エンジンに「○○のキーワード」の記事です!と伝えるため

◆タグの役割

サイト内(またはTwitterやInstagramなどのツール内)横断的にタグで表示するため

似ているようで、役割は全然異なります。ですから「タグ」のようにメタキーワードを多数設定するのは間違いです。キーワードを多数設定しても検索に引っ掛かりやすくなることはGoogle検索エンジン上ではありえません。

サイトのトップページに設定すべきメタキーワードは?

SEOを狙った記事やコンテンツのメタキーワードの設定は、SEOを意識する人であれば、困ることはないでしょう。なぜなら「狙っているキーワード」をメタキーワードに設定するだけだからです。

しかし、サイトやブログトップページでのメタキーワードの設定に悩む人がいます。ここでは英会話教室の大手、ベルリッツの例でトップページで考えてみましょう。下記の3つのパターンがメタキーワードとして考えられます。

◆パターンA:「英会話スクール」で1位になりたいと考えるメタキーワード設定

英会話スクール

◆パターンB:「ベルリッツ」という指名検索で1位であるべきと考えるメタキーワード設定

ベルリッツ

◆パターンC:「ベルリッツ」と「英会話スクール」の両方で1位であるべきと考えるメタキーワード設定

英会話スクール,ベルリッツ

これは考え方であって、正解というものがありませんが、私ならパターンBを選択します。なぜなら企業のトップページとは、その企業の特色を第一に伝えるページであり、ベルリッツならベルリッツの特色を伝えるページであるべきです。決して「英会話スクール」の事を説明するページになってはいけません。

しかし、現在のベルリッツのメタキーワードを見ると、パターンCになっており、他の大手企業もパターンCであることがほとんどだと思います。企業のWEB担当者であれば、ビックキーワードや、売上につながるキーワードの意識も高いためにパターンCとなることがほとんどだからです。

いずれにせよ、パターンA、B、Cのどれを選んでも、現在のGoogleの検索エンジンの評価は変わりませんが、検索エンジンに対して、どのような姿勢でSEOを対策しているかが企業のトップページに設定したメタキーワードから探ることができるのです。

それでもメタキーワードにキーワード設定した方が良いと思う3つの理由

Googleの関係者が「メタキーワードは意味がない」と声明を出したのなら、メタキーワードは設定しない方が運営が楽だし、何も入力しない方よいと考える人も多くいます。しかし、筆者は下記の3つの理由からメタキーワードを設定した方が良いと考えます。

理由①メタキーワードを入力した方がブログ記事数(ページ数)が100を超えると記事(ページ)管理がしやすい
理由②このページが何のキーワードを目指して書いているのか?執筆者が再確認するため
理由③Google以外の検索エンジンがメタキーワードを評価しているかもしれない

理由①メタキーワードを入力した方がブログ記事数(ページ数)が100を超えると記事(ページ)管理がしやすい

まず、理由①ですが、オウンドメディア管理者には経験があると思うのですが、過去の記事を管理する時に

担当者「この記事(ページ)はどのSEOキーワードのために書かれたのだろうか?」

と思うことがたびたびあるのです。「ブログタイトルを見れば推測できるでしょう?」と思われた方もいると思いますが、100ページを超える規模になると下記のような複合キーワードも多くなります。

◆タブレット学習のブログの複合キーワードの例(1つのブログに多数のキーワードが存在)

「タブレット学習のメリットとデメリットとは?」
「タブレット学習の効果とデメリットとは?」
「タブレット学習が視力に悪いという噂は本当?デメリットも紹介」

複数の人でブログを運営していたり、あるいは前任者が辞めてしまった場合などは、タイトルタグだけでは、どのSEOキーワードを狙ったものなのかがわからなくなるのです。特に複合キーワードの場合は、他の記事ともタイトルが重複することが多く、担当者しかわからないということがよくあるのです。

それを回避するためにも、SEOキーワードは1記事に1個だけ設定するのが望ましい状況であることがわかるでしょう。

理由②このページが何のキーワードのために書いているのか?執筆者が再確認するため

メタキーワードにキーワードを設定する理由は、ブログ執筆者(コンテンツ作成者)がこの記事は「このキーワード」について書いている!と強く意識するためにあります。

記事を書いていると「あの要素も入れて、この要素も入れて」と、競合サイトに勝ちたいがために、ついつい文章を長くしたいと考えがちです。なぜなら長文のコンテンツの方が、SEO上位になりやすいという考え方もあり、一時ほどではないですが、現在もSEO上位のコンテンツは文字数1万文字を超えるケースがも多数あるからです。

要素を詰め込みすぎると、どの「キーワード」に対してSEO上位を狙っているのかコンテンツの芯がブレてきます。それを防ぐためにも

担当者「俺は”タブレット学習”でSEO1位を目指すために書いている!」

強く再認識するために、メタキーワードを入力するのです。ですから、Googleの検索エンジン対策というより、ユーザーに向けて「このコンテンツこそ、私が探していたコンテンツだ!」と思わせるコンテンツにするために必要になるのです。

理由③Google以外の検索エンジンがメタキーワードを評価しているかもしれない

Yahooも合わせるとGoogleのシェア日本ではPCは88%モバイルでは99%にも達します。下記をご覧ください。

※Yahooは2011年よりGoogleの検索エンジンを採用しているためGoogleとしてカウントされます。

◆世界及び日本の検索エンジンのシェア

画像引用:検索エンジンのPCシェア、日本ではGoogleが減少しBingが増加【2020年2月・アウンコンサルティング調べ】

そのため、SEO対策とはGooogle対策のことになります。

しかし、日本においてはBingのPCでのシェアは11%もありますし、世界ではGoogle以外にも様々な検索エンジンがあります。これらの検索エンジンは「メタキーワード」を検索順位の評価基準としている可能性があります。

さらに、インターネットの世界は移り変わりが早いため、絶対的存在のGoogleにとって代わる検索エンジンが生まれる可能性も否定はできません。

すでに「グルメ」や「観光」の検索において若者はGoogleよりも、InstagramやTwitterでタグ検索を行うことが主流であり、また若者の多くは「検索行為自体」を苦手としており、求める検索結果の1~3個に選択肢が限られている検索エンジン流行る可能性はあります。

Google以外の検索エンジンに対応するためにもメタキーワードは必ず入力しておくべきです。

まとめ:メタキーワードの設定はSEOにおいて重要とは言えないが、意味は確実にある

以上、メタキーワードに意味や設定について詳しく解説しました。まとめると

✔メタキーワードは必ず設定すること
✔設定するキーワードは1語
✔メタキーワードはGoogleでは検索順位の評価としては使われていない
✔メタキーワードを設定すれば記事の管理がしやすい
✔メタキーワードはGoogle以外の検索エンジンが検索順位の評価として使っている可能性がある

このようになる、したがってメタキーワードはSEOにおいては重要とは言えないが、設定する意味は確実にある。また、ことわざには「魂は細部に宿る」という言葉もあります。SEOで上位表示をするのなら、メタキーワードも気を抜かずに、ちゃんと設定しておくべきです。

この動画の内容は、YouTubeチャンネルで詳しく解説しております

メタキーワードの解説については、弊社のYouTubeチャンネルでも詳しく解説しております。もし動画でご覧になりたい方は、是非、下記動画もあわせてご覧ください。動画にしかない情報も解説しております。

 

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